プレイアップイベントの開催

本共同研究は、実質的には既に昨年度から実施されているが、全ての外交上の手続きの完了を待って、先般2010年5月24日に公式にスタートした。同日クロアチア科学教育省において、同大臣並びに日本大使の出席の下に事業開始の式典が行われた。その内容は、地元の報道機関(新聞、テレビ)によって取り上げられた。



丸井日本側研究代表/田村大使/フックス科学教育大臣



ボナッチ教授(クロアチア側研究代表)


2010年5月25日付ビェヅニク紙(6面)

「洪水対策に400万ユーロ:クロアチアと日本のプロジェクト協力」(M.リレク記者)  24日、科学・教育・スポーツ省において、クロアチアの落石災害と洪水の被害を軽減するために災害リスクを識別し土地利用計画を策定する400万ユーロ相当のクロアチアと日本の共同プロジェクトが発表された。
クロアチアと日本の技術協力の枠組みの中で、日本政府は、国際的な応募の中から、このプロジェクトへの資金提供を承認した。クロアチアの科学者によるこのプロジェクトは、世界中から集まった142の企画の中での競争の結果、日本政府からの資金提供を承認された10のプロジェクト(注:報道のママ)のうちの一つである。このプロジェクトの実施期間は4年間である。  これは、現在までのところ、両国の共同科学研究プロジェクトのうち最大のものであり、そのプロジェクトの一部として、クロアチアに対して高価な研究機材が提供される。科学・教育・スポーツ省関係者は、多くのクロアチアの専門家がこのプロジェクトの枠内で育成されることが重要であると考えている。